万願寺甘とう 身体検査。

img_amatou_d_01
Weight:19.5g Length:164mm Girth:97mm
『万願寺甘とう』は、大型のトウガラシの中でも、シュッとして細長く、肩がくびれて、全体に少し湾曲しているのが特長。俗に〝万願寺タイプ〟と呼ばれて種苗会社が販売しているF1種などとは大きく異なる点だ。
色は鮮やかな濃緑色で、全体に艶と張りがある。夏の京野菜を代表する、見た目にも凛として清々しく、実にフォトジェニックな容姿だ。
栽培はハウスまたは露天の農地(露地栽培)で行なわれる。ハウス栽培では、毎年3月下旬、4月中旬、5月中旬の3回のいずれかに定植し、5月中旬から11月下旬頃まで収穫する。
露地栽培では、毎年5月中旬頃に苗を定植し、6月下旬から10月頃まで収穫、最盛期(旬)は7〜8月。
収穫された『万願寺甘とう』は各生産者が、毎日、選果場へ持ち込み、共同で選果される。各農家が個別に選果して出荷するのと異なり、共同出荷を行なう生産者グループ『舞鶴万願寺甘とう部会』を組織している。そこでルールを定め、選別基準、出荷規格を細かく定めて、それを実践することで、ブランド価値を維持している。


秀、優、良、三兄弟。

選果場に集められた『万願寺甘とう』は、ひとつひとつ手作業で、長さ別に「秀品」、「優品」、「良品」の三ランク、および一般の青果として流通させない規格外の「並品」「外品」に選果する。

さらに、適期に収穫されたものかどうか、色艶が良好か、品種固有の形状か、曲がりすぎていないか、などもチェックする。長さを満たしていても、細部や形状に難がある場合は、一ランク落としたり、出荷不可にする。
他にも細かな取り決めがあり、たとえば低温と強い紫外線によってアントシアニンが発生し、黒紫色を帯びたものは、形が良ければ『黒(優品扱い)』として出荷可、規格外の「外品」は、いかなる場合も市中に出すことを禁じている。
そうして、基準を満たした「良品」までが出荷され、『万願寺甘とう』として市場に流通する。さらに「秀品」のみが「京のブランド産品」として出荷される。

 

秀、優、良

Top