万願寺甘とう 最上の万願寺とうがらし

akahori

綾部市

Iターンで就農
現綾部万願寺甘とう部会役員

赤堀圭司、赤堀幸

出荷できない甘とうで
自家製たい肥を作る。

京都市内に住んでいた頃から万願寺とうがらしが好きで食べていました。農業がしたくて綾部に移住してきたんですが、ここが万願寺甘とうの産地だと聞いた時、万願寺が好きだし、自分も食べたいから作ってみたいな、と思ったのが最初です。

一年露地で作って、その後ハウスを二棟建てて、この冬にまた三棟を建てるんで、全部で五棟になります。

うちはね、出荷できない万願寺甘とうを、紫ずきんの豆殻や、米のもみ殻などと混ぜ込んで、自家製たい肥にしているんです。循環型で無駄のないたい肥。一年かけて熟成させたたい肥を、毎年春にハウスに入れる。これを何年も続けています。

赤堀式たい肥と、丹波の山から降りてくる水、陽当たり良好の圃場……。うちの万願寺甘とうが、いちばんおいしいと思ってます。(笑)

この辺の中山間って、農業をするには厳しいところだと思うんです。土地も広くないし陽当たりも悪かったりして、あまり農業に適さない。そんな中で、この辺の気候と風土にマッチした、万願寺甘とうがあって、ほんとうに良かったと思います。ここだけでしか作れない強みと、ブランド力があって、価格も安定している。それでいておいしくって。こんだけいい作物って、他にないやろと思いますね。